(3分で読めます)
お久しぶりです。

今週末は「ドミナリア」プレリリースです!
それに向けて簡単な解説を作りました。是非読んでみてください!

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新要素解説


中心となるテーマ:伝説のパーマネント
(ルール上の変更はありません)

※『ドミナリア』での伝説のカードについて
ブースターパックには1枚以上の伝説のカードが含まれている。また、それらにはプレインズウォーカーを除き特徴的な装飾が施されている。

※『レジェンドルール』に注意しよう。
【変更はないが改めて解説】あなたがもし同じカード名の伝説のカードを複数コントロールしている場合、ひとつを選び残りを墓地に置く。これはスタックを用いず、この処理の間は行動することができない。



新メカニズム:英雄譚・カード


《ベナリア史》

{1}{W}{W}

エンチャント ― 英雄譚

(この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンターを1個加える。IIIの後に、生け贄に捧げる。)

I, II ― 警戒を持つ白の2/2の騎士・クリーチャー・トークンを1体生成する。

III ― ターン終了時まで、あなたがコントロールしている騎士は+2/+1の修整を受ける。


※英雄譚について。
これは伝説のカードではない。よって同名の英雄譚を複数コントロールすることができる。

※英雄譚カードの伝承カウンターについて。

英雄譚が戦場に出るに際し、それのコントローラーはそれの上に伝承カウンターを1個置く。
あなたの戦闘前メイン・フェイズが始まる際(あなたのドロー・ステップの直後)にも、あなたがコントロールしている各英雄譚の上に伝承カウンターをそれぞれ1個置く。
これらのいずれかにより英雄譚に伝承カウンターを置くことは、スタックを使わない。


#Question
英雄譚が戦場に出たとき、伝承カウンターが置かれるのに対応して英雄譚を戦場から取り除き、章能力の誘発を阻止することはできるか?
#Answer
できない。1つ目の章能力は戦場に出たあと優先権を得る前に誘発する。
また、2つ目以降の章能力は戦闘前メインフェイズが始まる際に誘発しスタックに乗る。馴染みのない誘発タイミングなので注意されたい。




新メカニズム:伝説のソーサリー

《ウルザの殲滅破》
{4}{W}
伝説のソーサリー
(伝説のソーサリーは、あなたが伝説のクリーチャーか伝説のプレインズウォーカーをコントロールしているときにのみ唱えられる。)
伝説でなく土地でもないパーマネントをすべて追放する。



#Question
あなたが伝説のソーサリーを唱えたことに対応して、対戦相手はあなたがコントロールする伝説のクリーチャーもしくは伝説のプレインズウォーカーを戦場から取り除くことによってこれの解決を阻止することはできるか?
#Answer
できない。あなたが伝説のソーサリーを唱え始めた後は、伝説のクリーチャーや伝説のプレインズウォーカーのコントロールを失ったとしてもその呪文には影響がない。

新ルール用語:歴史的

《ウェザーライトの艦長、ジョイラ》
{2}{U}{R}
伝説のクリーチャー ― 人間・工匠
3/3
あなたが歴史的な呪文を唱えるたび、カードを1枚引く。(歴史的とは、アーティファクトと伝説と英雄譚のことである。)


※歴史的とは。
これはゲーム上で以下のタイプを持つカードを意味している。
「伝説の」の特殊タイプ
「アーティファクト」のカード・タイプ
「英雄譚」のエンチャント・タイプ

※『伝説の土地』と『歴史的』について。
土地は唱えることはできない。そのためそれが伝説であっても、『歴史的』な呪文を唱えたとき~の能力は誘発しない



再録キーワード:キッカー
(ルール上の変更はありません)

※キッカー・コストの支払い方。
キッカー・コストは唱えたときのみ支払うことができ、二回以上支払うことはできない。

※キッカー・コストをコピーしたときは。

キッカーされている呪文をコピーした場合、それはキッカーされていることになる。
すでに戦場に出ているキッカーされたパーマネントのコピーとして戦場に出る場合、それはキッカーされていない。





カード個別解説



《古えの憎しみ》
{1}{G}
インスタント
あなたがコントロールしているクリーチャー1体と、対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。その前者が伝説であるなら、それの上に+1 / +1カウンターを1個置く。その前者はその後者と格闘を行う。(それぞれはもう一方に自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。)


※あなたがコントロールしているクリーチャーは、伝説のクリーチャーである必要はない。その場合は、+1 / +1カウンターを置かずに格闘を行う。
※《古えの憎しみ》の解決時に、あなたがコントロールしている伝説のクリーチャーが適正な対象であれば、対戦相手がコントロールするクリーチャーが適正ではなかったとしても、伝説のクリーチャーの上にカウンターを置く。

《孤独な王、グラン》
{4}{G}{G}
伝説のクリーチャー ― 類人猿・戦士
5/5
キッカー{3}(あなたはこの呪文を唱えるに際し、追加で{3}を支払ってもよい。)
孤独な王、グランがキッカーされていたなら、これは+1/+1カウンターが5個置かれた状態で戦場に出る。
孤独な王、グランが単独で攻撃するたび、ターン終了時まで、これのパワーとタフネスを2倍にする。

※『2倍にする』とは?
この「2倍にする」とは「そのクリーチャーは+X/+0の修整を受ける。Xはそれのパワーに等しい。」という意味である。タフネスも同様である。
つまりキッカーしたあと、単独で攻撃すると「+10/+10」の修正を受ける。



ドミナリアからのルール変更:ダメージをプレインズウォーカーに移し替えることはできない

以前は呪文や能力で対戦相手にダメージを与える場合、その解決時に対戦相手がコントロールしているプレインズウォーカーにダメージを移し替えることができたが、ドミナリア以降はできなくなる。

以降、呪文や能力によってプレインズウォーカーにダメージを与えるときはプレインズウォーカーを対象にする必要があり、それができる呪文にはプレインズウォーカー1体を対象にすると記載されている。

以前のカードについては

1.プレイヤーや対戦相手をとっており、
2.ダメージの総計がコントロールするカードの種類や総枚数に計算されたものでなければ

依然プレインズウォーカーを対象にとれる。

すべてのプレイヤーをにダメージが与えられていたようなものはプレインズウォーカーを対象にとれないので注意が必要である。
ただ、一部例外のカードもあるため自分の使用するカードは一度最新版のカードテキストを調べておくことをお勧めしたい。



製作者
Matsui(L1)
Odachi(L1)
Matsumoto(L2)(監修)

協力頂いた全ての方に感謝します。

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